pluginsディレクトリに配置後、コマンドラインでbundle installとデータベースマイグレーション(rake db:migrate)を実行し、Redmineを再起動するのが基本的な手順です。その後、管理画面でREST APIを有効化し、プロジェクト設定でモジュールを有効にすることで利用可能になります。 Easy Ganttとは?
Redmineのプラグインで、直観的にガントチャートを操作することができます!
チケットの開始日を変更したり!期限を伸ばしたり!進捗率を更新したり!
ということがドラッグ&ドロップで簡単出来ます!
実際の動作
では、実際にどう操作できるのか見てみましょう。

・期間の移動
色の付いた帯の上をドラッグすると期間はそのままに移動することができます。
グレーの部分は休日になっていて、休日の期間を考慮して期間を維持ます。
・期間の拡張/縮小
帯の端をドラッグすると左側で開始日、右側で期限のみを変更することができます。
こちらも休日が考慮され、開始日、期日を休日のグレーゾーンに設定することはできません。
親子関係にあるチケットは子の期日に連動して拡張したり縮小していきます。

・進捗の操作
帯の下に表示される三画をドラッグすると進捗率が操作できます。
子チケットの進捗率を変更し、保存ボタンを押すと親チケットの進捗率も更新されます。
また、期日が過ぎてるチケットは赤色で表示されます。

・チケットの関連付け
帯の端の半円をドラッグして線を出し、別のチケットの端につなげることでチケット同士を関連付けることができます。
関連付けることでチケットを連動して動かすことができます。
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はじめに
Redmine(レッドマイン)は、オープンソースで提供されている高機能なタスク管理ツールです。
プロジェクトの進捗管理や、チケットによる課題管理がしやすく、個人利用からチームでの運用まで幅広く活用されています。本記事では、Linux環境にRedmineをインストールする方法を、わかりやすく解説していきます。Redmineの魅力を体感するためには、まずは自分の環境にインストールしてみるのが一番です。「Redmineを使ってみたいけど、インストール手順が分からない」という方に向けて、シンプルに手順だけに特化した内容となっています。この記事を読み進めることで、RedmineをLinux上で動かすまでの一連の流れが把握でき、自分の用途に合わせた活用への第一歩を踏み出せます。必要な環境とインストールの流れ
RedmineをLinuxにインストールする前に、必要な環境と準備するものを確認しておきましょう。
必要な環境
- OS:Ubuntu(またはDebian系のディストリビューション)
- データベース(MySQL/MariaDB/PostgreSQL)
- Ruby(RedmineはRubyで動作します)
- Webサーバー(Apache または Nginx)
インストールの流れ
このあと、以下の手順でRedmineをインストールしていきます。
- データベースのインストールと準備
MariaDBをインストールし、Redmine用のデータベースとユーザーを作成 - Ruby環境の構築
rbenvを使用して、安全にRubyをインストール - Redmineのインストール
Redmineをダウンロード・展開し、設定ファイルを編集して準備を整える - Redmineの初期設定
依存パッケージのインストール、初期データベースのセットアップを行う
データベースのインストールと準備
Redmineのインストールには、あらかじめデータベース(MariaDBなど)を準備しておく必要があります。
まだインストールしていない方は、以下の記事を参考にして、MariaDBの導入と初期設定を済ませてください。あわせて読みたい必要なパッケージのインストール
Redmineのインストールに必要なパッケージを一括でインストールします。
sudo apt install -y build-essential libssl-dev libreadline-dev zlib1g-dev libmysqlclient-dev libpq-dev sudo apt install -y git curl libxml2-dev libxslt1-dev imagemagick libmagickwand-devRedmine用のデータベースとユーザーを作成
MariaDBにログインします。
sudo mysql -u root -p以下のコマンドでRedmine用のデータベースとユーザーを作成します。
CREATE DATABASE redmine CHARACTER SET utf8mb4; CREATE USER 'redmine_user'@'localhost' IDENTIFIED BY 'your_password'; GRANT ALL PRIVILEGES ON redmine.* TO 'redmine_user'@'localhost'; FLUSH PRIVILEGES; EXIT;redmine_userやyour_passwordは、セキュリティのため必ず任意の名前やパスワードに変更してくださいredmine_user→ 任意のユーザー名に変更your_password→ 強力なパスワードに必ず変更
Ruby環境の構築
RedmineはRubyで動作するため、まずは適切なバージョンのRubyをインストールする必要があります。
ここでは、システムに影響を与えず、安全にRubyを管理できるrbenvを使ったインストール方法を紹介します。Redmineのバージョンに合わせたRubyのバージョンを確認する
Redmineはバージョンごとに対応するRubyのバージョンが異なります。
まずは、インストールしたいRedmineのバージョンに対応したRubyを確認してください。Rubyのインストール
Ruby環境の構築方法については、別記事「UbuntuにRuby環境を構築する方法」で詳しく解説しています。ここでは、その記事をもとにRedmineに必要なバージョンをインストールしていきます。
今回インストールするRubyバージョンは、Ruby 3.3です。あわせて読みたいRedmineのダウンロードと展開
データベースとRubyの準備ができたら、いよいよRedmine本体のインストールに進みます。
ここでは、Redmineの最新版をダウンロードし、必要な設定を行っていきます。WEBサーバーをインストールしていない方は、以下の記事を参考にインストールしてください。
あわせて読みたい1. Redmineの最新版をダウンロード
まず、ダウンロードするディレクトリへ移動します。このディレクトリは、Webサーバー(ApacheやNginx)の公開ディレクトリとしてよく使われます。
cd /var/wwwRedmineの公式サイトから最新版を確認し、ダウンロードします。
sudo wget https://www.redmine.org/releases/redmine-6.0.5.tar.gzダウンロードしたファイルを展開
ダウンロードしたファイルを展開し、リネームします。
sudo tar -xvzf redmine-6.0.5.tar.gz sudo mv redmine-6.0.5 redmine必要な権限の設定
Redmineのディレクトリに適切な権限を設定します。
要注意:RedmineはPumaが動作させます。そのため、Redmineディレクトリのパーミッションは、Pumaに合わせる必要があります。
私の場合では、Pumaを構築したrbenbをユーザー環境に構築したので、パーミッションがユーザーになっていました。その場合は、Redmineディレクトリのパーミッションを、ユーザーにします。
sudo chown -R $USER:$USER /var/www/redminesudo chown -R www-data:www-data /var/www/redmineデータベース設定ファイルの作成
Redmineのディレクトリ内にある設定ファイルをコピーし、自分の環境に合わせて編集します。
cd /var/www/redmine/config sudo cp database.yml.example database.yml sudo nano database.yml開かれた、database.ymlの
production:セクションを以下の様に編集します。production: adapter: mysql2 database: redmine host: localhost username: redmine_user password: "your_password" encoding: utf8mb4Redmineの初期設定
Redmineのインストールが完了したら、次は初期設定を行い、実際にRedmineが動作するように準備を整えていきます。
依存パッケージのインストール
Redmineを動作させるためには、必要なパッケージやGemをインストールする必要があります。
依存パッケージのインストール
sudo apt install -y libmysqlclient-dev imagemagick libmagickwand-devBundlerでGemをインストール
cd /var/www/redmine gem install bundlerpumaをインストール
gem install pumaGemファイルに、Gem 'puma'を追記
cd /var/www/redmine sudo nano Gemfile
権限をログインユーザーに変更
sudo chown -R $USER:$USER /var/www/redmine本番環境向けに最適化
bundle install --without development testsecret_key_base の生成と設定
RedmineのようなRailsアプリを productionモードで起動 するには、セキュリティのために
secret_key_baseを設定する必要があります。秘密鍵を生成する
RAILS_ENV=production bundle exec rake generate_secret_tokenRedmine のディレクトリ
/config/initializers/secret_token.rbに、secret が書き込まれればOKです。Redmine用のデータベースを初期化
データベースに「Redmineが動作するために必要なテーブルや初期構造」を作成します。
RAILS_ENV=production bundle exec rake db:migrateRedmineを起動して確認(簡易起動)
Redmineが正しくインストールされたか、Railsの簡易サーバーを使って動作確認を行います。
RAILS_ENV=production bundle exec rails server -b 0.0.0.0 -p 3000- ブラウザで http://サーバーIP:3000/ にアクセス!
- Redmineの初期画面が表示されれば成功!
- 初期ログイン情報は
ユーザー名:admin
パスワード:admin
Redmineの初期画面は↓。

最後に、権限をwww-dataに戻す
今回の動作確認は、インストール直後の動作を確認するためだけの方法です。実際の運用である本番環境では、パーミッションが
www-dataである必要があります。sudo chown -R www-data:www-data /var/www/redmineまとめ Redmineのインストールはこれで完了!
今回は、Linux環境にRedmineをインストールし、簡易的な動作確認までを行いました。
Rubyのインストールから、データベースの準備、Redmineの展開・設定まで、しっかりと手順を追ってきましたね。
- Easy Redmineの公式サイトにアクセスします。
- 「Get Gantt Plugin for free」などのリンクからメールアドレスなどを入力し、ダウンロードリンクが記載されたメールを受け取ります。
- メール内のリンクからプラグイン(zipファイルなど)をダウンロードします。
- ダウンロードしたファイルを解凍し、
easy_gantt(またはeasy-gantt)フォルダを作成します。 - Redmineのインストールディレクトリ内にある
apps/redmine/htdocs/plugins(Bitnamiの場合) または[Redmineのルートディレクトリ]/pluginsフォルダに、解凍したeasy_ganttフォルダをコピーします。 - Redmineのルートディレクトリに移動し、コマンドプロンプト(またはターミナル)で以下のコマンドを実行します(環境に合わせてパスを調整してください)。
bash
bundle install --without development test postgresql sqlite xapian rake redmine:plugins:migrate - Manager Tool(Bitnamiの場合)などでRedmineサービスを再起動します。
- Redmineにログインし、管理 -> プラグイン でEasy Ganttがインストールされていることを確認します。
- プロジェクト設定 -> モジュール で「Easy gantt」にチェックを入れて有効にします。



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