40代から転職は厳しい。生きる自己投資と副業のすすめ!

キャリアコンサルタント

コロナ明けの2023年度転職事情

厚生労働省の令和3年上半期雇用動向調査結果によると、40代の転職入職率は平均で男性が3.0%、女性が4.8%です。男性では約33人に1人、女性では約20人に1人しか転職が成功しないという数字が出ております。怖い現実の数字です。またコロナによる企業のスリム化によるDX化促進とDX費用を算出するために高齢社員の解雇が実情ではないでしょうか。

DXとは「デジタル化を使って、楽してお金を儲ける、その体質を作る。」ということです。企業は生き残りをかけて逆に必死なのです。しかしいままで日本は、海外に比べると日本はDXの取り組み自体が産業全体で遅れている、という状況です。

しかし今後の説明をお聞きください。生きるスキルアップを説明いたします。考えてみてください。

以後の記事でわかること

  • DXという背景を押さえた最適な行動指針がわかる!
  • 今後のその産業でどのような人材が求められるかわかる!
  • 気軽に迷わないようにキャルアコンサルタントへ相談し自分の考える生き方を常に考えよう

なぜDXが必要なの?

なぜDXが必要になるのでしょうか。その理由はたくさんあるでしょうが、少なくとも次のことは言えるでしょう。次の時代で覇権を取ると考えられているひとたちは全員がDXという名の武器を標準装備し戦っています。つまり持っていないと最初から相当不利な状態で戦わなければならない時代がすぐそこまで来ている状態です。例えるなら初期装備でラスボス戦に挑むようなもので、とても不利です。すこしだけ、過去を振り返ってみましょう。2000年代はITバブルが弾けたあと、Google,Amazon,Facebook,Appleの時代へと突入しました。彼らの共通点は何かをデジタル化し、それによって得られたデータを活用することで巨万の富を得ました。

  • Googleはありとあらゆる情報(文字情報、位置情報、町並み、地形)をデジタル化してそれを検索できるようにしました。広告収入と企業への提供より企業が成り立ってます
  • Amazonはショッピングをデジタル化して、出かけなくても物が買える仕組みを作りました。
  • Facebookは人のつながりをデジタル化しました。それによってターゲティング広告をより正確にできるようにしました。
  • Appleは携帯電話にパソコンの機能を押し込むことで、時計やカメラなどありとあらゆるものをデジタル化し、一つのデバイスにしてしまいました。そして、そのデバイスから得られる情報は何を検索して、何をメモして、何を見て、いつ起きて、どこに行ったかなど、まさにその人の人生そのものとも言える情報を手にしました。

ITバブル以後の成長企業はDXを推し進めていたのです。
つまり、これからの時代はDXが標準的な必要最低限の装備になるということになるのです。
逆に消滅していった業種を、過去から学びましょう

その昔、電話交換手なる仕事が存在しました。この仕事は電話線を繋ぎ変えて目的の人と通話ができるようにする仕事です。公的な資格もあり、立派な仕事でした。
イメージがつきにくいと思います。昔の電話は、物理的な線が最寄りの基地局まで繋がっており、基地局から別の基地局へ繋いだりして相手の電話と物理的に回線が繋がっている必要がありました。
この電話線を物理的に繋ぎ変えて接続するという作業を人の手で行っていたのです。
スマホが普及した今、全く想像がつかないですね。

でも実際にそれをなりわいとし、生活をしている人が居たのです。
しかし、約40年前の1980年代にその職業そのものが廃止されています。

人の手でやる必要はなくなったのです。
機械が自動的に切り替えを行うようになり、人が要らなくなってしまったのです。
ある種のデジタル化と言っても良いでしょう。また「紙芝居屋」、「活動弁士」、「ポン菓子屋」「トーフー!の掛け声の豆腐売り」、「石焼き芋」なんて見かけなくなってきましたね。

アニメ好きな私としてもバイオレットエバーガーデンのように手紙で人の気持ちを代替えする職業が電話に変わった。名残惜しいですが。仕方のないことです。

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さて、話を戻すと、今DXをしない企業はどうなっていくと思いますか?遅かれ早かれ消え去るか、DXを進めた企業に飲み込まれていくか、といったことが考えられるます。ただ、確実に言えることは、便利なものから不便なものに戻ることは決して無いということです。また今までこの30年間、日本は物価が上がっていない。終身雇用に守られて戦うすべを忘れた年代が強風にさらされている現状があるのです。

車産業もガソリン→PHEV→EVへと変わってきてます。マツダのPHEVはロータリー復活で嬉しいですが進化したロータリーなのです(MX-30)、車もガソリン車よりも燃費の良いハイブリッド車を購入するようになってきてますよね。エンジン自体を生産している職業もなくなっていくと思います。
「俺はスマホはいらない、ガラケーで一生過ごすんだ」という人は結局絶滅してしまったのです。今ではおじいちゃん、おばあちゃんも使います。

だから、経産省は何度も何度もレポートの中で、生き残るために企業へDX推進を勧めているのです。
しかし、経産省の言うようにすべての会社がDXをする必要があるかのような論調には賛同できません。一定数、絶滅する企業はでてくるでしょう。
なぜなら「スクラップアンドビルド」の方が安く済む場合もあるからです。
レガシーシステムの上に新しい基盤を作るより、しがらみのない新しい基盤の上に仕組み、ものを構築する方がより良く、早く出来るものが多いのです。
(SEの皆さんならわかりやすい概念ですよね。既存システムに手を入れるのはいつだって慎重になります)

すべての企業が変化に適応するいうことは、とてつもない熱量が必要になります。
例えば、あなたの会社で使用しているPCのOSをWindowsからLinuxに変更しようとすると、ものすごい反発を受けるでしょう。それよりも、もっと大きな考え方、あり方、主義を変えるというのがDXです。

なぜ、経済産業省はDXが必要だと言っているのか?

DXはすべての企業が実践する必要はありません。ではなぜ、経済産業省はDXが必要だと警鐘を鳴らしているのでしょうか?答えの要素の1つは、日本の10数年先の未来が関係しています。少し、過去を振り返ります。30年前、高度経済成長期のまさにピークの頃、日本は非西欧諸国で初めて世界2位の大国へと上り詰めました。それはさまざまな要因があり、一概には言えない部分もありますが、少なくとも国民の努力や朝鮮戦争の特需といった時代背景をバックボーンとしたもので、凄まじい成長であったと言えるでしょう。しかし、そこから30年間、日本はバブル崩壊後の長期低成長時代を迎えます。他国が成長していく中で、日本は「失われた30年」と言われるほどひたすら低成長、現状維持を続けたのです。その結果、はじめのうちは「高水準を維持できている」という状態だったものの、時代の変化とともに他国が成長することによって、国民も気が付かない間に低い水準にいる状態になってしまいました。そして今、また時代が変わろうとしています。現代の覇者であるGAFAMなどの巨大テックが、顧客のありとあらゆるデータを一社で持ち、それを源泉に広告収入や業務改善につなげる時代は終わろうとしています。それは、プライバシーや市場の独占などの負の面とブロックチェーンを始めとする新技術により、少しずづ変化し始めています。そうなると次の時代の勝者は、時代の潮目を見極め、変化を感じ取り、今から準備を進めていく必要があるのです。
ある日突然勝者になるのではありません。確かに、準備をすれば誰もが勝者になれるかというと、そうではないかもしれません。

しかし、勝者となる人は必ず相応の準備を行っています。そして、それが時代と噛み合ったとき本物の勝者となるのです。経産省はその時代の潮目、次の時代に向けて準備すべき時が、今なのだと警鐘を鳴らしています。ここで日本企業が次の時代で頭角を表すことが出来なければ、いよいよ日本は凋落と滅亡への道を加速度的に突き進むことになるでしょう。

時代の変革期、我々はどうしていくべきなのか?

DXには改革が必要で、しかもそれは経営者の確固たる決断が必要。だとすると、イチ従業員である我々はいったいどうすべきなのでしょうか?それは少なくとも、あらゆる状況に対応出来るよう、自己研鑽を行い続けることが大事になります。もっというと、いつでも転職できるように、転職市場で有利なスキルを身につけることです。

IPAのDX白書2021の中でも、従業員のリスキル(学び直し)についてその重要性を説いています。
なぜスキルが必要かは明確で、DXにより余った社員をより会社が儲ける仕事へシフトさせたいと考えるからです。成功すると会社は生き残りますし会社が大きくなるすると、給与もアップするといく構図なのです。そうなると努めている会社への新たな挑戦についてこれない社員はコストカットの対象となるからです。企業の生き残り=個人のスキルアップ は綿密な関係なのです。DXの本質は「体質を改善すること」とも言えるのです。

不幸にも自分が今勤めている会社の経営者がDXに疎かったり、
DXの本質を理解していないと感じるのであれば、倒産により会社が消滅することも考えておくことです。

以上を考えると、一個人何ができるのか。そう、変化に耐えれるだけの求められるスキルを身につけることです。つまり、会社に依存しないで生きていくためのスキルや技術を身につけることです。
そして、この会社は生き残っていけない、あるいは希望が持てないとなったとき、素早く転職することが何よりも重要なことでしょう。そして、それは世間で様々な呼称、理性、意志力、モチベーションで呼ばれています。本質的にはすべて本能に抗って自分を変える力です。

いきなり転職?いやまずはキャリア相談してみましょう

日本は、キャリアコンサルタントが認められる業種にはまだまだ遠いと筆者は思っております。実は筆者はキャリアコンサルタントの国家資格へチャレンジしております。受験資格は学校へ通って受験段階なのです。私はIT業界専門のキャリアアドバイザーを行って、迷っている方の相談へのり、その方の考えているキャリア・アンカー(内面で大切にしているスキル)を見出して目標を見つけることのお手伝いがおこないたいと考えたからです。職安や大学就職課や会社専属キャリアコンサルタントで働く方はおられますが、一般の方が自由にプライバシーを守るキャリアコンサルタント(国家資格保持者)の場が少ない。気軽に相談できる状態ではない。と感じております。しかし一般の方が気軽に相談できる。背中を押す存在となることにより迷われている方の強い味方となると考えております。すぐに辞めれるように逃げ道を用意しながらスキル準備したその世界に飛び込んでみるのです。わたしで良ければ相談へ乗ります。

会社へ勤めながら自己投資

Amazonを世界企業にのしあげ、自身は長者番付の上位にランクインしている全CEOのジェフ ベゾスは株主に当てたメッセージの中でこう言っています。※
「選択には2種類ある。やり直しが簡単にできるもの、やり直しが出来ないものだ。やり直しが出来ないものは、慎重に慎重を重ねて判断する必要がある。しかし、やり直しが簡単にできるものは、まずやってみることだ。たいていの人や企業はまずやってみる、これが出来ていない」と。

※Invent & Wander──ジェフ・ベゾス Collected Writings

例えば、〇〇言語をやってみたい、であれば、その言語で1行でもコード書いて動かして見ればいいのです。このチャレンジで失われるのは時間だけです。他にも〇〇の資格を取ってみる、○○について勉強してみるといった自己投資のチャレンジで少額のお金も失うことになるかもしれません。しかし、得るものはそれよりも大きいものばかりです。例えば、資格を取得したとこで年収が50万高いところに転職できたとか、社内で自分が興味がある分野の仕事をやっている部署から声がかかったなどのイベントが発生すれば、投資額へ対してのリターンが大きいと判断できます。あるいは、ある言語をマスターしたことでその言語で副業ができた、業務の自動化ができて生産性が上がり、早く退勤できるようになって自由な時間が増えた、なども考えられます。

そんなに簡単にいくだろうか?と疑問に思う方もいるかもしれません。
しかし、世の中の成功者、そうでない人の格差の根源は、常にやったか・やらないかの差でしかありません。

どうせ出来ないから、やったって意味がないからと、何もしないことを選択し続けることでは、結局何者にもなれず、成し遂げることができません。

ただひたすら、都合よく労働力として利用され続けるだけです。

古今東西あらゆる人が、成功者とそうでない人の差について語っています。
そこで、唯一すべてで共通しているのは、「何も行動を起こせない人は絶対に成功しない」という真理です。
待っていれば何か、素晴らしいことが起こるというは、幻想です。誰かがそのチャンスや知識を与えてくれることは、永遠にありえません。自分を変えたい人は必ず何かを先に差し出し(時間、お金、労働力など)、その見返りとして何かを得るのです。ノーペインノーゲインの法則です。何かを得たい(ゲイン)のであれば、”必ず”痛み(ペイン)が先です。
まずは行動を変えていきましょう。

※この原則は下記の動画で詳しく学ぶことができます。

DX時代を迎えて、どうすべきかは明確です。
会社や組織などの環境に依存しない自立できるようになることです。

労働者が手っ取り早く自立するには、2つパターンの両方が必要と筆者は考えます。

  • 転職需要があるスキルなど専門性を身につけること
  • 副業などメイン以外の収入を得ること

何がしたいか明確でない人は、とにかくなんでもチャレンジしてみることです。副業として経歴をつけることです。成功の秘訣は千差万別で再現性がないように思えますが、成功していない人の共通点はあります。「将来に向けて何も行動していないこと」です。

今求められている人物とは?

求められているものは時代によって移りゆき、なかなか想像することは難しいことは間違いありません。技術の流行り廃りもあり、どの技術を追いかけるかは悩ましいものがあります。プログラミング言語一つ取っても、Javaが覇権を取ったかと思えば、Python,Go,Javascriptなどなど、後から後から便利な言語次々と登場します。さて、例えばSEはどのような技術を身につければよいでしょうか?

これも答えは簡単です。あらゆる技術を学ぶモチベーションと、学び方を知っている、つまり自分の育て方という技術を身につけること必要な能力になります。成果に結びつく努力の方法を知っている、と言い換えてもいいかもしれません。例えばAIに関する知識が必要な場合、それを自ら学んで身につけられる人と誰かに教えて貰わないとわからない人が居たときどちらの人を雇いたいとおもいますか?
なにか未知のものに対して、自分がどのようにすればそれを理解できて、分のものに出来るか知っている人は何よりも汎用的なスキルを持っていると言えます。

自分を成長させる方法は?

自分を成長させる方法は、一つではありません。それこそ人の数だけそのやり方があります。
では、どうやってそれを見つければよいでしょうか?その答えは、「たくさん試行して合うものを見つける」これ以外にはちょっと考えにくいです。

皆さんは自分の好きな食べ物はご存知でしょうか?
それはどのようにして出会いましたか?
好きな食べ物を、それを食べずに決めることが出来る人がこの世に居ないように、自分を成長させる方法を、自分に試さず知る方法はありません。いくら勉強法の本を読んだところで、実践してみなければその感覚や合う・合わないはわかりません。食べ物であれこれ想像を巡らせた所で、食べてみるまでわからないことだらけなのです。言葉便利です。しかし、いくら苺の甘さを的確に言葉で表現しても、食べたときの情報量にまさる言葉はありません。言葉は所詮、人の作りしものです。
体験に勝る経験はありません。だから、色々な本や情報をもとに色々試してみる以外に方法はありません。つまり、試食してみるしかないのです。

しかし、たくさんの人が好きな食べ物があるように、たくさんの人がオススメしている勉強法の中から共通部分、つまりコアをお伝えしたいと思います。

  1. やる量に濃淡はあれど、毎日つづけること
  2. 定期的に復習すること
  3. 力の入れる方向を間違えないこと
  4. 有識者へのアドバイスを定期的に貰いモチベーションを維持すること

1は「1にして全て」といっても過言ではないものです。

何事も一日で達成することは不可能です。
それは当然、達成したい目標が大きければ大きいほどその傾向があります。

だからこそ、継続できなければ話にならないのです。
一日で達成できてしまうと目標いうのは大した目標ではないのです。

また、単発でやってやめてしまう、これも無駄です。一日で出来ることはたかが知れているのに継続しないのでは、やはり何事も達成できません。「継続は力なり」という言葉があります。これはあたかも力の一部分が継続であるかのような印象を受けますがそうではありません。真実は「継続のみが力である」、そう言い換えて過言ではないでしょう。オリンピックで金メダルを取るようなアスリートが、継続して練習をやっていないということがあるでしょうか。

銀の弾丸は存在するのか?

本記事では、DXを理解し、どのような人材が求められているのか、求められる人材になるためにはどうすればよいかを見てきました。簡単に振り返ると、DXとは「デジタル化を使って、楽してお金を儲ける、その体質を作る」ということでした。つまりただ単に何かをデジタル化するだけでなく、最終的にはその企業体質を変えることが目標でした。次に、DXをしない企業は淘汰されていく理由についてその理由を追いかけました。そして、DXに無頓着な経営者が経営する会社からは離れるべきである理由も考察しました。そして、たくさんの変化が予測されるこの時代に求められるSEは、自立していることが最低限の条件ということを確認しました。そして自らを育てることが出来る人材はどの時代でも必要になるということも示唆しました。

明日いきなり億万長者になる可能性が低いように、いきなりなんでも出来るスーパーSEになれることはありません。現実世界はどこまでも自分の延長線上にしかありません。
銀の弾丸はこの世には存在しません。あるのはひたすら地道で、地味な今が連続しているだけです。

しかし、今にフォーカスし、今を懸命に生き続けた結果、それはある時、突然やってきます。
あれ、思ったより手応えがある、前よりも話が理解できる、自信がついたと思える瞬間は本当に突然やってきます。

最後にかつて孔子は言いました。
「これを学ぶものは、これを好きなものにしかず。これを好きなものはこれを楽しむものにしかず」と。初めの入り口は学びであったものの、やっていくうちにそれが理解でき、それが好きになり、好きでやっているうちに楽しくなってくる。学習の過程を端的に説明した名言であります。

 

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